滝澤 将弘
Takizawa Masahiro1. 最近、いつATMに行きましたか!?
みなさん、こんにちは。株式会社TORIのTAKIZAWAです。
わたし実は…昭和生まれの中年です。デジタル時代に置いて行かれないように必死になって勉強中ですが、最近ようやく【きゃりーぱみゅぱみゅ】が噛まずに言えるようになりました。
さて今回は【キャッシュレス】についてお話させていただきます。
当店には数年前から完全なキャッシュレス生活をしているスタッフがいます。
完全と言いますと…
- 現金を持ち歩かない
- 支払いはすべてクレジットカードか電子決済
- 現金しか使えない店には行かない・・・と言った具合です。
ちなみに、みなさんは最近いつATMに行きましたか!?
当店のスタッフはもう何か月もATMに行っていないそうです。
つまり現金を引き出したり、入金したりすることもなく、すべてネットバンキングなどで済ませているようです。
すでにキャッシュレスでお買い物をされている方も多いとは思いますが、完全なキャッシュレス生活というのはメリットもデメリットもありますので、今回はそんなキャッシュレスについてお話していきます。
2. そもそもキャッシュレスとは…
そもそもキャッシュレスとは、キャッシュ(現金)とレス(~を必要としない)を組み合わせた造語です。
つまり【現金を使わない支払い方法】のこと全般にキャッシュレスと呼ぶようです。
キャッシュレスの種類
- クレジットカード
- 電子マネー
- スマホ決済
- デビットカード
- 口座振替
3. 世界のキャッシュレス事情
以下のグラフは、世界のキャッシュレス普及率を表した2016年の統計です。
少し古い情報ではありますが、現在も大きくは変化していません。
日本のおとなり韓国では、普及率96.4%と全国民に浸透していることがよくわかります。
欧米諸国でも50%前後普及しており、今後も増加していくことは必至です。
4. 日本のキャッシュレス事情~本音と建て前~
その中でも、日本は20%未満と非常に低いのが現状です。
キャッシュレスが進まないのにはいくつかの要因がありますが、一番は日本のATM事情に関係があるようです。
日本には約11万台のATMがあると言われています。つまり、身近に現金を出し入れする環境が既に整っているのです。
しかし海外では治安の問題から、現金を保管しておくATMそのものが危険な存在です。
また銀行の収益の13%はATM手数料だとも言われています。(コンビニATMは99%)
つまり銀行としてもATMをなくせば収益が減少するというわけです。
それ以外にも、日本の造幣技術の高さや治安の良さなども関係していると言われています。
しかし、国としてはどうしてもキャッシュレスを進めたい事情が存在します。
それは、インバウンド対策や景気対策、さらには労働力不足の解消など、様々な事情を抱えていますが、それ以外にもタンス預金対策や脱税対策など国としても必死にならざるを得ない事情があるようです。
次号へ続く