佐藤 由華
sato yuka動物を飼うという責任
私は猫を3匹飼っています!(めちゃくちゃ可愛いです)
(3匹仲が悪いので一緒に写っている写真がなくフリー画像というかなしさ)
もし、突然私が事故に遭ったら、入院したら、家に帰れなくなったら、私には頼れる家族がいません。以前相談したら、一時的なら頑張れるだろうけど、ずっとなら厳しいと言われてしまいました…。
(残念ながら家族は動物嫌い)
ペットを飼っている皆さんは、家族や友人とそのような話をしたことがありますか?
過去に、ある一人暮らしの利用者様がペットを飼っており、その利用者様が亡くなった後で家族がペットの存在を知りました。そのご家族様の家はペット禁止だったので飼うことが出来ず、そのまま保健所に連れていかれたと聞いています。保健所の収容期間は長くて一週間です。その間に新しい飼い主が現れない場合は殺処分となります。
ずっと利用者様に愛されて育っていたあの子は、今もどこかで愛されているのでしょうか。
それとも、冷たい檻の中で殺されてしまったのでしょうか。。。
この話を聞いたときに、私も他人事ではないと感じました。
明日も同じように過ごせるとは限らない人生です。今のうちにしっかりと対策しておくのが親であり飼い主の責任だと私は思いました。
では、どのような対策ができるのか紹介していきます!
まず最初にやること
まずは家族や頼れる人にペットの存在を必ず知ってもらってください
そしてそれぞれの写真や性格なども伝えておきましょう。もし、ペットを飼っていない方であれば、ペットと暮らすということはどういう暮らしになるのか、お金はいくらぐらいかかるのか、包み隠さず話してください。
(後から聞いてない…!となるケースも多いそうです)
その上でその方に自分が亡くなったあと、世話をしてくれるか確認してください。
これが一番安心で、簡単な方法です。
いつか話そうではなく、今すぐ電話や会って聞いてください。先延ばしにしてはいけません。
ペットの今食べているご飯の種類とか、性格とかかかりつけ病院とか、ワクチンいつ打ったかなどが記載できる【ペット手帳】がオススメです。私も記入しています♪
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家族が飼えない場合は?
では、私のように家族が飼えない場合はどうすればいいでしょうか?
私は猫を飼っている友人が上2匹は世話をしてくれると承諾してくれました。
私に何かあった後に、家族が友人に連絡を取れるように、手紙を書いてあります。そこには友人の住所と電話番号を記載してあります。
しかし、末っ子は人間嫌いで私以外に懐かず、友人に任せるわけにはいきません。
ペット施設とは?
皆さんは動物の施設があることをご存知ですか?
人間の施設と同じように、飼い主が高齢になり飼えなくなった方や、病気になり面倒が見られなくなった方などの施設になります。
生活費を支払うことで自分の代わりに世話をしてくれます。
動物の施設も色々あり、病気の子は預かれない施設や、金額も高額なところ安いところ、都会や郊外、施設の大きさなどもバラバラです。
私は色々検討し、NPO法人 ねこ家 さんにお願いするように記載してあります。
こちらは最期まで面倒を見てくれること、猫専用のこと、ケージに入れられることなく、猫達がのびのびと過ごせること、スタッフが24時間常駐してくれること、などが気に入りました。
末っ子は人間嫌いでも猫は好きなので、きっと上手くやっていけるのではないかと思っています。
金額はその子の生活費に関わる金額とだけ書いてあり、細かくは記載されていません。
しかし、それは当然だと思うので、そこも信頼できるところだなと思いました。
この施設の費用は私の貯金から家族に引き落としてもらうようにお願いしてあります。
猫の一生かかる費用は病院代などを除いて約240万と言われています。
…貯金しなければ!!!!!
手紙にここの名前と住所、電話番号が記載してあります。
動物と一緒に入れる施設とは?
ペットと一緒に入れる施設も徐々に増えてきましたが、自分がペットより先に亡くなった場合は家族や保証人がペットを引き取らなくてはなりません。
愛知県にはまだ、自分が亡くなったあとそのままお世話してくれる施設がありません(神奈川県にあります)
早くできるといいな…と思っています!そこに入りたい!
ペットの保険制度とは?
NPO法人ファミーユ(千種区)が行っているサービスは飼い主が高齢者の方限定のサービスになりますが飼えなくなった12歳までのペットの里親を探してくれるサービスになります。
12歳以上は譲渡が難しいので、ファミーユの老猫ホームで預かってくれます。
保険のような制度で、毎月お金を積み立てていき、必要になればサービスが受けられます。
入院など一時的にお世話ができなくなれば一時的にお世話をしていただけて、亡くなったり、施設入所などで飼えなくなってしまった場合は、12歳以下は里親を代わりに探してくれます。
早くに里親が見つかれば、その分金額は安く済みますが、一番多くて46万必要です。
このサービスを受けようと思う方は必ずお金の準備をしておいてください。
13歳以上の場合は老犬・猫ホームへの入所となります。
こちらの費用はその時のペットの状態によるので、13歳に近いかたやもう越えているペットを飼っている場合は事前に連絡して見積もりをとってください。そしてその見積もり金額を用意するようにしましょう。
月額の施設は、自分が亡くなった後誰かが払い続けなければなりません。
払い続けてくれる、頼れる誰かがいる場合は月額性のところでも問題ありませんが、頼れる人がいない場合は前払い制の施設を選びましょう。
ペット信託とは?
ペットに遺産を残すことは出来ませんが、ペット信託というものがあります。
これは自分が亡くなったあと、世話をしてくれる人に【世話代】として遺産を残す方法です。
また、施設への費用を自分が亡くなったあと代わりに支払ってもらうための制度になります。
こちらは弁護士か司法書士の方にお願いする形になりますので、月額性の施設を考えている方や
友人や家族にその後の世話をお願いする予定の方は検討してみてください。
なかなかここまで考えている方は少ないと思いますが、考えなければならないことだと思います。
ぜひ今一度、考えてみてください。
…なんにせよ、お金はいくらあっても困らないということです