髪が痒いと寝られない…
冬はまだ良いのですが、エアーマットレスや防水カバータイプのマットレス、防止シーツやおむつを履かれている方は汗をかきやすくなります。
私は汗をかいた日は絶対に頭を洗わないと痒くて眠れなくなってしまいます!!!!!
ご自身で入れる方、用具を使って入れる方、軽介助で入れる方など、気軽にお風呂に入れる方なら苦労しないかもしれません。面倒という気持ちにさえ勝てば…
しかし、一人では入れない方、家族やサービスを利用しないとお風呂に入れない方は、入れる日数が決められてしまいます。
毎日入れるサービスがある方なら良いかもしれませんが、そういう方ばかりではありません。
訪問入浴や、訪問看護や訪問介護による介助でお風呂に入ること、デイサービスなどでお風呂に入れてもらうには時間とお金と制約がかかります。
私は、入りたい時にお風呂に入れるように出来ないだろうかと考えました。
水のいらないシャンプーとは?
特に体は清拭など、拭けばキレイになるものです。しかし頭は洗い流さないシャンプーを使っても一時しのぎにしかならないことをよく知っています。お風呂が面倒な時に、そのシャンプーを使って髪を洗っても、数時間後にはまた痒くなってきたりするものです。
水を使わないシャンプーには2種類あります。
①髪の表面の油をコーティングするシャンプー
1日お風呂に入らないと、髪の毛が油でギトギトになったしませんか?
表面に粉をかけることで油の上からコーティングして、油分を隠します。
当然隠しただけなので頭皮の痒みなどには効果がありません。
②頭皮に直接かけるシャンプー
エタノール成分などが入っており、かけた瞬間はとてもす~っとして痒みも収まります。
しかし、エタノールはいずれ蒸発します。
私の場合5分ももたないうちに痒みが出てきてしまうので、一時しのぎには良いですが
毎日使うものではありません。
私がオススメしたい、3つの道具を紹介していきます‼
その① ルームシャンプー
ベッド上や、車いす上でシャンプーするならこれ以上の商品はないでしょう。訪問理美容の美容師さんも使っているほどの商品です。(50,820円)
これは水を流すのと、水を吸い込むことを同時にやるので、座っていても寝ていても、水が零れ落ちたり垂れたりすることはありません(やる人が慣れてなかったり、上手にやらないとこぼれる可能性があります)
私も体験しましたが、とても気持ちよく不思議な感覚でした!これはぜひ体験してほしいです。
今は誰かにお風呂に入れてもらうことが恥ずかしいと感じてしまうので、私が将来お風呂に入れなくなったら絶対買おう…と思えました。
最初は上手く頭とシャワーヘッドを垂直に当てられずにこぼしてしまいましたが、2回目からは上手くでき、それほど扱うことが難しいものではありません。準備や後始末が一番楽なものになります。
自分の掃除機と組み合わせて使えるので、場所もそこまで大きくないのも良いと思います!
頭洗うだけなら、髪の毛をちょっと濡らしてシャンプーすればいいから出来るんですよね…
TORIでも取り扱っています!
その② オカモト洗髪器 サッパリさん
これは繰り返し使えるベッド上で髪を洗うためのシャンプー台になります。(19,000円)
枕や排水ホースと必要なものが全てセットになっているので最初から簡単にベッド上で洗髪できます。
必要な技術もないので、介護経験のないご家族様でも安心です!
毎日髪の毛を洗ってあげたいという熱い思いのご家族様が購入されるケースが多いです
その③ パパットケリー
こちらは使い捨てのベッド上で使う洗髪器になります。(1枚770円)
破れるまでは繰り返し使えると思います。そこまでやわではありません。
※ただ、一度膨らましてしまうと元に戻せないため、場所は取ります。
→→→【動画】パパットケリーの使い方は★★★CLICK★★★
こちらは値段が安いので気軽にチャレンジすることができると思います。
ポケット付きのタイプの方がこぼれる心配が少ないのでオススメです。
サッパリさんと比べて機能もシンプルですが、枕がないので水が頭の下にたまってしまいます。
防水の枕を置くと、よりやりやすかったです‼
→→→【動画】実際にパパットケリー使ってみました!★★★CLICK★★★
さいごに
いかがでしょうか?
プロの方に入れてもらう方が安心ですし、身体の状態も見ていただけます。隅々までキレイにしていただけます。
私はそういう時間も必要だと思います。
しかし、毎日介護サービスを使える方がどれほどいるでしょうか?
歳を重ねると、毎日お風呂に入らなくても良い方も増えると思いますが、お風呂が好きで今まですっと毎日入ってきた方が、(歳だから)とお風呂に入れなくなることは悲しいことです。
時間やお金に縛られることなく、自分の入りたい時間、洗いたい時間に自分のペースで洗えるようになればと思います。福祉用具はそんな理想を叶えられる素敵な道具です!!
(ただし、ご家族様のご協力が絶対に必要です!やってあげたいという気持ちと、それができる身体・環境がないと長続きしません。それを兼ねそろえていない方はサービスを使うか、時には諦める勇気も必要です)