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約2000種類あるレンタルの車いすの選び方とは?
介護保険を使ってレンタルできる車いすは現在約2000種類のものが登録されています!
TORIで取り扱っている車いすは、全部数えたことがないのでわかりませんが200は越えています。
歩けなくなったら車いす、ちょとした外出のための車いす、通院用の車いす、遠出用の車いす、足の代わりの車いす、寝たきりの方の車いすなど、車いすの用途や利用する方の身体状況はまちまちでそれぞれにあった車いすがあります。
自分でこぐ方用の自走式と、こがない方用の介助式があります。
タイヤはエアータイヤとノーパンクタイヤがあります。
種類はどれくらいあるのでしょうか?
日進医療機器さんのウルトラシリーズを使って紹介します!
その① 標準型
基本的な車いすになります。機能は特になく、通院用や乗る時間が短い方、ちょっとした移動時に使いたい人向けです。
その② 軽量型
軽さに特化した車いすです。車への積み込みが必要な方や、玄関の上がり框の上に収納する方、力がないが上げ下げしなければならない方向けです。
車いす自体の重さと押すときの重さは比例しませんのでご注意ください。(押すときの重さは車いすの構造で変わります)
ウルトラシリーズで軽量のものはありませんので、同じ日進医療機器さんから出ている軽量車いす【カルナナアルファ】のご紹介
これはロックがサイドではなく後ろについているので、介護者の方が非常に楽にロックすることができます。
重さは最軽量の8.7kgです!!!
その③ 多機能型
肘置きと足置きが外れるようになった車いすです。
肘置きが跳ね上げれることで、ベッドやトイレに乗り移るときに完全に立ち上がらなくてもお尻を浮かして回転することで乗り移ることが出来ます。食事をするときに机に当たっても跳ね上げれば近付くことができます。
足置きが取り外せることで、足漕ぎをする人は邪魔にならず、ベッドやトイレに乗り移るときにより近くまでくっつけることができます。
家のスペースが狭い方や、乗り移りが難しくなってきた方、足漕ぎする方向けです。
その④ モジュールタイプ
多機能型の機能に、プラスで調節ができる車いすです。
座面の高さ、座面の幅、種類によっては座面の奥行(ウルトラは変えられません)、肘置きの高さが調節できます。身体のサイズに合わせることで、傾きやズレを抑え、姿勢を正すことができ、床ずれを予防することができます。
多機能型はサイズが決まっているので、そのサイズで身体に合えば多機能型でも良いのですが、より車いすへの依存度が高い方、一日座られている方など向けです。
その⑤ 六輪タイプ
タイヤが6つある車いすです。屋内専用で取り回しがしやすくその場で回転が出来ます。家の中が狭い方や小回りをきかせたい方向けです。
家事をする女性の方にも好まれます。
その⑥ 自動ブレーキ付きタイプ
立ち上がると自動でブレーキがかかる車いすです。
ミキさんの【SKT-400】をご紹介!!
ブレーキをかけ忘れて立ち座りしてしまうと、車いすが動いて後ろに転倒する危険性があります。
認知症の方や、うっかりブレーキをかけ忘れてしまう方向けです。
その⑦ チルト&リクライニングタイプ
背もたれが倒れるリクライニング、車いすの椅子ごと座面も倒れるチルト、両方の機能を持つチルト・リクライニングの車いすです。
普通の車いすでは傾きがひどかったりして座っていられない方、褥瘡リスクが高い方、拘縮が強い方、長時間座っている方向けです。
その⑧ 電動タイプ
バッテリーで動きます。車いす型は手元のスティックで動かし、カート型はハンドルで操作します。
車いす型の【WHILL Model CK2】をご紹介!
屋外を長距離移動される方や、自走でこぐのは辛い方向けです。
それぞれ動画で説明しています〉〉〉
車いすは利用者様の身体や環境、使用状況で選定していきます。
30分以上座られる方には車いす用クッションも必須です。
※車いすに最初からついているクッションは30分以上座る方にとってはあってもなくても同じものだと思ってください
※身体状況によっては30分以下でも必要な場合があります
ベストな車いすを使って、行動範囲や活動を広げて楽しい車いす生活にしましょう!