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立ち上がった後も考えるトイレ手すり

2021.09.06

滝澤 将弘

Takizawa Masahiro

1. トイレから立てなくなったことがありますか!?

みなさん、こんにちは。株式会社TORIのTAKIZAWAです。


 


両膝ともに半月板を損傷しているため、毎日痛みと闘っているTAKIZAWAです。


特に、階段の上り下りや床からの立ち上がりが大変で、あのCMのような状態が続いています。


 


さて今回は、そんな立ち上がりについてお話していきます。


突然ですが、みなさんはトイレから立てなくなったことがありますか!?


 


実はワタシ…何度か立てなくなったことがあるんです。


 


それは突然やってくる…【ギックリ腰】という悪魔です。


【ギックリ腰】になった方は分かっていただけると思いますが、何が一番つらいか…それは毎回の排泄動作です。


 


排泄動作には便器からの立ち座りだけではなく、衣服の着脱や後始末など様々な動作が含まれています。


そんな排泄動作の中でも一番つらかったのが、立ち座り動作でした。


 


座り込む際には、あまりの痛さに悲鳴を上げながらなだれ込み、また立ち上がる際にはピクリとも体が動かないため、家族に情けない姿を見せながら助けてもらっていました…。


 


そんなとき、非常に助かったのがトイレ用手すりでした。


2. トイレ手すりを選ぶ基準

トイレ用手すりと言っても、壁に設置してあるL型の手すりではなく、便器横に据え付けるフレーム型手すりのことです。


私の担当しているお客様(高齢者)でも、「最近立ち上がりが大変になってきた…」とか、「便器にドスンッ!と座ってしまう…」などのご相談があり、フレーム型のトイレ用手すりをご提案することがあります。


 


ただトイレ用手すりを選ぶ基準として、立ち上がりが出来るようになるため!というのは当たり前なのですが、私の【ギックリ腰】でお分かりのように排泄動作には立ち上がりだけではなく様々な動作が含まれます。


 


そのため、私がトイレ用手すりを選ぶ際には、必ず排泄前後の周辺動作も確認して選ぶようにしています。


 



  • 便器からの立ち座り動作


 



  • 衣服の着脱動作


 



  • 排泄後の後処理動作


 



  • 排泄時の姿勢保持


3. SA手すりのご紹介

そこでフレーム型のトイレ用手すりの中でも、シコク㈱から発売されています【SA手すり】は周辺動作も考えられたとっても便利なフレーム型手すりです。


最大の特徴は何といってもフレームから縦に伸びたU字補助手すりです。(左右問わず)


 


立ち上がりの際に使用することはもちろんのこと、立ち上がった後に衣服の上げ下ろしを補助したり、男性が立ったまま排泄を行う際にふらつきを予防したり…。また入口から便器までの距離が遠い場合につかまる手すりとして使用したり、便器洗浄をする際に方向転換する際にも使用できます。様々な周辺動作を補助してくれるため万能なフレーム型手すりと言えます。


 


さらに嬉しいことに、旧式タイプからタンクレスの最新便器まですべてのメーカー品に設置が可能な設計になっているため、便器の機種を選びません。


 


高さの調節だけでなく、幅も調節できるため狭いトイレやウォシュレットリモコンの邪魔にならないように設置することもできます。


4. まとめ

加齢に伴いトイレ内に手すりを設置しなければならなくなった際には、必ず立ち上がりの事だけではなく、排泄動作全般に動作確認することが大切です。


 


また【ギックリ腰】の際にも、トイレ用手すりをおススメします。


株式会社TORI(トーリ)は愛知県名古屋市を中心に福祉用具のレンタル、介護用品の販売、バリアフリー工事等リフォームなどケアマネさんや利用者さんに向けて様々なサービスを提供しております。祉用具の中でも例えば車いすや手すり一つでも様々な形や仕様の違うものがあり何を選べばいいかわからない、おすすめで便利な福祉用具はないかなど、ケアマネさんやご利用者さんに向けて有益な情報の発信を行っています。障がいががあっても介護が必要でも、私は私らしく自宅で暮らしたい!TORIはそんな当たり前の日常を、福祉用具・介護用品を通して豊かに暮らせるサポートします。